サイバーリンクスへの投資と前株・後株

サイバーリンクスという会社をご存じでしょうか。
何か最先端のIT企業のようなイメージがして、投資してもよいかなと思えるような名前ですが、この会社は前株なのか、それとも後株なのかご存知でしょうか。
その前に、前株・後株という意味がわからないという方も多いことでしょう。

これは、会社の名前が変わっていて、前の会社名が何であったか、後の会社名が何であったかという意味ではありません。
「株式会社」という文言が前につくのか、後ろにつくのかという意味です。
ですから、この場合、「株式会社サイバーリンクス」であれば前株、「サイバーリンクス株式会社」であれば後株ということになるわけです。
実際には、サイバーリンクスの正式名称は、「株式会社サイバーリンクス」ですから、サイバーリンクスは前株ということになります。

では、なぜこのようなことが問題になるのかと言いますと、商法や有限会社法では、「株式会社・合資会社・合名会社・有限会社」といった法人種別を、登記上必ず使用しなければならないと定められているからなのです。
ですが、このような法人種別を前につけなければならないとか、後ろにつけなければならないというような規定はないので、このようなことになってしまっている訳なのです。

まあ、どちらでもよい些細な問題ではないかと思う方も多いのではないかと思います。
例えば、「株式会社サイバーリンクス」という会社名で1つの会社を設立し、「サイバーリンクス株式会社」という会社名で別の会社を設立するということも可能となっているのです。
まあ、実際にはこのようなややこしいことになる例は少ないのでしょうが、こういう法律上の問題が生じるというもともありますので、注意が必要です。